【具体例付き】未経験職種でも自信が持てる 伝わる職務経歴書・自己PRの書き方 

仕事は人生において多くの時間を費やす場です。自分の能力を生かして、新しい環境で働きたいと転職を志すこともあるでしょう。それが未経験職種だった場合、職務経歴書に何をかけばいいのか、どのような自己PRをすればいいのか、迷って自信をなくしたりしていませんか。 でも、あきらめることはありません。たとえ未経験職種でも、あなたの持つスキルや強みが企業にとって必要だと思ってもらえれば、転職は成功します。今回は、未経験職種へ転職をする時に押さえておきたい、職務経歴書や自己PRの書き方のポイントを、具体例を交えてご説明します。

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未経験の職種/業種に応募するうえで1番大事な点

もし自分が企業の採用担当者だったら、どんな人と一緒に働きたいと思うでしょうか。未経験職種に応募する時に一番大切なのは、企業がどのような人材を求めているのかをしっかりと把握し、自分がまさにその人材としてピッタリであると、企業側に納得してもらうことです。

そのためには最初に、今回なぜあえて未経験職種へ挑戦しようと思ったのか、具体的に説明することが必要です。

とはいえ、志望理由が「今の仕事が面白くない」とか「上司が好きになれない」といった、現状への不満や現実から逃げたいだけの消極的な理由では逆効果です。

企業側は、また同じことの繰り返しになるのではないかと思ってしまいます。転職先の企業や職種、業界に関心を持ち、そこで必要となる基本的な知識やスキルを十分に理解した上で、自分の備えた強みを転職先で生かして貢献できることを伝えることが大切です。

入社前から転職先の業界と世の中の状況について情報収集し理解をすることで、入社後にどのような専門知識やスキルが必要になるのかを知ることができます。

今の自分に何が足りないのか、今後何を学べばいいかがわかります。そして、前職で経験してきたことや自身の持つ強みを洗い出し、転職先企業の業界でその強みがどのようにマッチするのか把握することが必要です。

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未経験の職種/業種につく上での優位な点/不利な点

未経験職種とは言っても、これまでの社会人経験を通して、仕事をする上での基本的な経験は得ていることを伝えるのも大切です。

具体的なOAスキルとして扱えるソフトの種類を示したり、作成できる書類やプレゼンテーション経験も伝えましょう。これまでと共通して、転職先で活かせる知識とスキルを持っていることをアピールするのは重要です。



・新入社員の採用業務とOJTを通して、それまで社内になかった人材育成の仕組み化とマニュアル作りを実行しました。

・プロジェクトリーダーとして顧客向けの新規イベントを毎月企画し、予算管理から協力業者の手配、資料作成と当日の運営まで、トータルでマネジメントしました。

・環境整備を徹底しました。毎朝社屋や現場周辺の清掃を行い、社内の資料管理は全て担当しました。書類とデータの分類方法、保存ルールを統一し、全社10年分の資料を整理しました。

逆に、転職先の業界で固有の専門的知識やスキルが必要となる場合、転職に不利になりやすいこともあります。

その際は、入社してから勉強するのではなく、事前に業界や業種の基本的な知識を自ら学んでいることや、これまでも新たなスキルが必要だった場合、研修参加や独学を通して積極的に学ぶ姿勢を続けてきたことをアピールしましょう。

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PRを書くうえで必要なポイント

未経験職種に応募する時は、自己PRに業界への憧れや熱い気持ちだけをただ書きつづっても採用となるほど甘くはありません。実際に仕事の場で必要となるのは、これまでの社会人経験やスキル、強みを生かして転職先でいかに具体的な貢献ができるか、役に立つ人材となれるかということです。

自己PRには、なぜその業界や業種を志したのか具体的な志望動機をあげた上で、事前によく業界研究をしていることも示しましょう。前職との関連性や、すでに持っているスキルが活かせることをアピールするのも有効です。転職先企業がどのような人材を求めているか理解し、まさに自分の経験や強みがそれとぴったり一致していると自己PRで伝えることが大切です。

悪い具体例/いい具体例

それでは具体的に、自己PRの例を見ていきましょう。

悪い具体例(百貨店営業職に転職希望)

・子どもの頃からデパートが大好きで、そこで働くことが長年の夢でした。楽しい売り場作りにもたいへん興味があります。来館したみなさんに夢と希望を与えられる営業マンになりたいです。いつも明るく笑顔で接客して、お客様第一で頑張ります。

単なる憧れや情熱といった気持ちだけを押し出したPRでは、入社後具体的にどのようなスキルを発揮できるのかが、企業に伝わりません。ではどのように改善すれば、伝わる自己PRになるのでしょうか?お客様第一の姿勢を具体的に述べ、つちかった自分の強みが転職先にマッチすることをPRします。

良い具体例

・営業社員が20人在籍する不動産店舗で、営業リーダーを10年間務めました。お客様の現在の住まいの不満な点や、どのような暮らしがしたいのか、コミュニケーションと細かなヒアリングに徹しました。また、チーム全体の目標達成のために、PDCAと新入社員の育成計画もマネジメントし、全国100店舗において年間売上1位を2度達成ました。

前職と扱う商品こそ異なりますが、営業として積んだ基本的経験やスキルを発揮して、貴社でも貢献できると感じています。仕事とはお客様の問題解決をはかり喜んでいただくことであり、商品の購入を通して快適で理想的な生活を実現するということは共通しているからです。前職での営業経験を生かし、新たな専門分野は今後も学びながら、貴社に貢献します。

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まとめ

未経験職種に応募する時には、まずその業界や職種を研究し、どんな人材が求められているのか、必要なスキルは何か、積極的に学ぶことが必要です。ただ自分が働きたいという一方的な憧れではなく、転職先企業と業界の役に立つ人材になることが重要だからです。

業種や職種を理解した上で、なぜ今の仕事から転職して未経験職種に挑戦するのかを説明し、転職先企業の採用担当者の心を動かし、一緒に働きたいと思える自己PRをすることが大切です。

入社前から積極的に学び、たとえ未経験職種であっても、あなたが企業の求める人材像と一致し、入社後もそのスキルと強みを発揮して成長していく人材であると感じてもらえたら、転職活動はきっと成功するはずです。

決して現在の環境からの逃げや仕事に対する消極的な理由でなく、自分の強みを生かして、さらに新しい業界や社会に貢献しようという誰もが納得のいく前向きな姿勢を、職務経歴書や自己PRで伝えていきましょう。