受け身は悪いことじゃない!受け身人間が輝く仕事と輝けない仕事を紹介!

受け身のスタンスで仕事をしているという人は多いのではないでしょうか。 でも周りをみてみると、「自分から積極的に仕事を取りに行き、成果を上げている」。そんな状況をみると焦ってしまいますよね。そこで、受け身の人の良いところ、向いている職業などを紹介します。

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受け身は悪いのか?いいえ、そんなことありません

受け身のスタンスで仕事をしていることは、そもそも悪いことなのでしょうか。

良いところもたくさんあるので、みていきましょう。

受け身の人の良いところ

受け身の良いところは、まず言われた仕事を正確にこなせるところです。ルールが決まっていることをそのとおりに遂行することができます。ルールが決まっていることを、逸脱してしまうと、ほかの人に多大な迷惑をかけることになってしまいますよね。受け身の人が作業をするとそんなことにはなりません。大量の仕事でも、正確・丁寧に作業をこなします。

また、指示されたことをするだけではつまらないと感じる人もいますが、受け身の人はそうではありません。最後まできちんと正確にやり遂げることができるので、必要とされる場面が多いです。

さらに、受け身の人はとても素直です。やりたくない仕事でも、指示されたら素直に応じます。疑問に思うことがあったとしても口答えせず、まずは任された仕事を全うします。そのような面でも受け身の人は重宝されるのです。

なぜ受け身な姿勢が批判されるのか

では、なぜ受け身の人はマイナスなイメージをもたれやすいのでしょうか。

まず考えられるのは、成果をあげるための工夫や努力が苦手であるという点です。

基本的に指示されたことをする傾向にあるので、自主的に工夫をしないというところは弱みとしてみられるでしょう。積極的な人は自主的に工夫をし、作業効率を上げようとします。それ結果、目に見えて成果としてあらわれます。

受け身の人は、自分から発言することを心掛けると良いでしょう。例えば、「まずは〜しましょうか?」「何かすることはありますか?」だけでも良いです。

また、ミスを他人のせいにするという経験はありませんか。これは受け身の人に限ったことではありませんが、受け身の人は自ら発言することを苦手とする人が多いので、勘違いされることもあるかもしれません。何かミスが起こったときには状況を説明できるようにしておきましょう。

そして、自分がミスを起こしたときには決して人のせいにせず、正直に謝ると良いです。そのような正直な姿をみて信頼度がさらに高まるでしょう。

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受け身な人にオススメな職業と向いてない職業

受け身な人に向いている職業と向いていない職業を紹介します。

オススメな仕事

  • ・プログラマー

プログラム言語を使ってシステムを作ります。システムエンジニアが作った仕様の通りにプログラムを書き上げます。依頼通りに作成するため、黙々と作業をすることが好きな人に向いている仕事といえるでしょう。

  • ・インフラエンジニア

ITサービスの基盤となるところを扱う仕事です。例えば、インターネットをつなぐためのネットワークや情報を管理するためのサーバーなどです。裏方の仕事なので受け身の人に向いているでしょう。

  • ・大企業の一般職

大企業の一般事務も受け身な人には向いているといえるでしょう。サポート的な仕事はほとんどで、表に立つ仕事は少ない傾向にあります。

  • ・事務(医療事務)

医療事務は病院やクリニックで事務処理や経理の仕事をします。正確性が求められる仕事なので、受け身の人に向いているでしょう。

  • ・在宅ワーク

在宅ワークもマニュアル通りに作業を進めることができます。仕事は、WEBデザイン、WEBライティング、WEBプログラマー、ネットショップ運営、経理などさまざまです。自宅で自分のペースで進めることができます。

  • ・地方公務員

地方公務員の仕事も受け身な人が向いている仕事です。一般企業とちがい、ノルマの達成がないので、受け身でもやりやすい仕事だといえるでしょう。

  • ・配達業

受け身の人は配達の仕事も視野に入れてみても良いかもしれません。体力は必要な仕事ですが、ルーティン作業なので受け身の人も仕事がしやすいでしょう。

向いていない仕事

  • ・営業職

営業は受け身の人には向いていない仕事といえるでしょう。

営業の仕事は自ら動いて仕事を取りにいかなければなりません。ノルマもあります。積極的に動けるタイプの人でないと難しいでしょう。

  • ・銀行員

銀行員は正確性が重要なので受け身の人に合っているのではないかと思われがちです。しかし、上司とのやり取りが多く、飲み会なども頻繁に行われる銀行も多いようです。支店によって大きく変わることですが、頭の片隅に置いておいた方が良いでしょう。

  • ・美容師

美容師の仕事も接客がメインとなるので、受け身の人には向いていない仕事といえるでしょう。

  • ・アパレル店員

アパレル店員も接客の仕事です。ノルマがあるところもあります。

  • ・企業の採用担当

企業の採用担当も受け身な人には向いていない仕事でしょう。採用担当は多くの人と面談して、そのなかから良いと思う人を選ばなければなりません。マニュアルのようなものがないので不向きなのではないでしょうか。

  • ・教師

人に物事を教えなければいけません。生徒を率先して導くことが重要で、ときには厳しく指導しなければいけない場面もあります。受け身の人には厳しいのではないでしょうか。

  • ・塾講師

塾講師も教師と同じく人に教える仕事です。指導することがメインなので、受け身の人に向いていないでしょう。

  • ・コンサルタント

コンサルタントとは経営上の課題を解決に導く仕事です。クライアントと充分にコミュニケーションを取り、課題を見つけ、自分で解決方法を探して助言しなければなりません。

  • ・ベンチャー企業の社員

ベンチャー企業の社員も受け身の人には向いていないでしょう。ベンチャー企業はいわゆる体育会系のところが多いです。自らどんどん発言し、動くことが楽しいと感じる人でないと難しいかもしれません。

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受け身な自分を受け入れてもらえない!と思ったら

受け身であることは決して悪いことではありませんが、確かにできないこともあることがわかりました。そんな自分を受け入れてもらえない場合にはどうすれば良いのでしょうか。

今の職場が合っているのか?

今の職場は自分に合っていると思いますか?受け身だから受け入れてもらえない、評価されないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

受け身であることはひとつの個性です。できないこともあるかもしれませんが、人より長けているところもあります。

そのような個性を評価してくれる企業もあるので、今の職場で悩んでいる人は自分に合う企業なのかいま一度考えてみてください。

自分の良さが生きる企業で働けば、個性である受け身の自分も認めてあげることができるでしょう。

転職を検討してみても良いかも

自分が受け身であることで悩んでいる人は転職も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

必ず自分にあった仕事、自分にあった職場はあります。

自分ひとりで転職活動をすることが難しいとお考えなら転職エージェントを活用してみてはいかがでしょうか。エージェントを活用すると、求人を紹介してくれたり、面接対策をしてくれたりと、さまざまなサポートを受けることができます。



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まとめ

今回は、受け身の人は仕事面で苦労することも多いことがわかりました。しかし、受け身の人は長けている面もたくさんあり、それを評価してくれる企業もたくさんあります。

今の職場が自分に合っていないと悩んでいる方は、受け身の人が向いている職業・企業に転職してみてはいかがでしょうか。

転職に不安を感じている人は、転職エージェントを活用してみてください。