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ブラック企業体験談8選
ブラック企業の体験談を紹介していきます。ホワイト企業で働いている人からすると、信じられない内容かもしれませんが、すべて事実です。
給料・お金の支払い
- ・体験談① 月130時間サービス残業しても残業代はゼロ
仕事の量がとにかく半端ではなく、朝7時に出勤して夜11時ごろになんとかその日の仕事が終わるという毎日。これで、残業代が出ればまだ続ける気力も出てくるのですが、残業代はゼロ。
出社初日に、タイムカードがなかったので変だなとは思ったのですが、そういう理由だったのかと少しして納得したことを覚えています。半年過ぎると、何のために仕事しているのか、何のために生きているのか分からなくなり、耐えきれなくなって辞めました。
- ・体験談② 時給換算したら200円だった
基本給が業界内では比較的高めだったので、就職できたときはうれしかったのですが、すぐにそのカラクリが分かりました。とにかく残業が多く、しかも残業代は発生しないという会社。
辞める前の月の給料を時給換算したら200円という低さで、これだったらバイトをしていたほうがいいんじゃないかと愕然しました。ブラックだと思ったら1回時給換算するのはおすすめ、働いているのがバカバカしくなって辞める気持ちを後押ししてくれますよ。
- ・一般企業だったら?
一般企業では、厚生労働省労働基準局のモデル就業規則に則って、法定労働時間を超えた労働をした社員に割増賃金を支給しています。時間外労働45時間以下の場合は25%、時間外労働45時間超~60時間以下は35%、時間外労働60時間超は50%の割増賃金率で計算された残業代が支払われます。
就業時間
- ・体験談③ 早朝出勤や残業は当たり前、昼休みさえまともにない職場
入社したときから、20代のみの職場でベテラン社員がいなかったので違和感が少しありましたが、その理由に気づくまでに時間はさほどかかりませんでした。
そう、労働時間が異常に長い職場だったんです。仕事を終わらせるために早朝出勤、残業は当たり前で、お昼ご飯をゆっくり食べている時間もありませんでした。わたしは、この職場で働き続けるのは無理だと思い、半年も経たずに辞めました。
- ・体験談④ 80時間以上のサービス残業が数ヶ月続いたので退職を決意
憧れがあった広告代理店に就職することができたので、期待に胸を膨らませて出社しましたが、憧れは初日で幻想だったことに気づかされました。初日から終電ギリギリの退社時間で、出勤時間が朝10時だということを慮ったとしても、残業時間がえげつないなと感じました。月80時間の残業が普通のことのように感じ始めていましたが、それが過労死ラインだと聞いて恐怖を感じて退職を決意しました。
- ・厚生労働省の基準は?
勤務時間の上限は労働基準法で、原則1週間40時間、1日8時間と定められていますが、この範囲の時間を超える労働が、法定時間外労働いわゆる残業です。この残業にも「時間外労働の限度に関する基準」で限度が設けられていて、時間外労働の限度時間は1週間に15時間、1ヵ月では45時間と定められています。
脱税などの犯罪行為
- ・体験談⑤ 脱税だけじゃない!建築基準法違反、支払い踏み倒しも
建設業界で働いていましたが、私がいた会社は本当にひどかった。脱税をしていることは社員全員周知の事実になっていたし、建築基準法違反や下請への支払い踏み倒しなど、好き勝手にやっていた。会社として存続しているのが不思議だった。
- ・体験談⑥ 人件費の偽造工作が横行していた
パチンコ業界で勤めていましたが、私の会社では人件費の水増しが常習化していました。退職した社員の雇用を継続しているように見せかけたり、新たにパートの従業員を雇ったかのようにしたりという偽装工作が横行。明らかに脱税なので悪いことではあるのですが、自分に害が及ぶわけではないので、気にしなくなっていってしまいました。
- ・一般企業だったら?
一般企業であれば、当然ながら脱税などの犯罪行為をすることはありません。会社が脱税していることで、あなたに何らかのペナルティが課されることはないとしても、その会社はブラックであることは間違いないので、早めに辞めるようにしましょう。
パワハラ・セクハラ
- ・体験談⑦ 業務の時間の大半はパワハラを受けている
朝9時に出社してから、2時間の説教。午後の業務報告をすると、そこでも30分間の説教。夕方に帰社したあとも2時間説教やらパワハラが続く。よくここまで説教することがあるなと、上司がすごいと思えてくる。辞めるタイミングを常に考えています。
- ・体験談⑧ 私をやめさせるためにセクハラしてくる上司
私は、はっきり言うタイプなので、「残業代が出ないこの職場はおかしい」と周りの同僚や先輩に文句を言っていました。それが、上司の耳に入ってからは、しんどい仕事を押し付けられるようになりました。それでも、負けてたまるかの一心で耐えて仕事をしていましたが、会社としても私をやめさせたかったらしく、上司がセクハラをしてくることも多くなりました。
全部、自分をやめさせるために嫌がらせをしているなということに、ものすごい腹が立ちました。わたしも意地になって、絶対やめないと決意していましたが、ある日吐き気が止まらなくなり、これ以上やっても自分が壊れるだけだと思い、辞めることを決意しました。
- ・一般企業だったら
一般企業では、具体的な事例を取り入れたパワハラ・セクハラ予防の研修を積極的に行っています。ある建設会社では、新入社員の安全を守るための正当な指導がパワハラだと勘違いされないように、何が指導で何がパワハラにあたるのかの共通認識を築けるようにしています。
今の会社に違和感があるなら辞めるのは早い方がいい
ブラック企業かなと思っても、スパッと会社を辞めよう!なんてなかなか思えないですよね。残業時間がひどかったり、パワハラを受けていたりしても辞められないのはなぜなのでしょうか。
そもそもなぜ辞められないのか
- ・お金と時間がない
貯金がないので収入が途切れるのが怖い、有給休暇を取れずに平日に面接に行くことができない。次の就職先の目処がたたないとなかなか辞めるまで踏み切ることができません。
- ・家族がいる
会社を辞めたら家族に心配をかけてしまう。自分が働かないと家族の生活がままならなくなり、頑張れるうちは辞めずに働き続けよう。大切な家族の存在がどんなに辛い仕事でも辞めるのを躊躇させてしまいます。
- ・同僚に迷惑がかかる
自分が抜けた分のしわ寄せが同僚に及ぶのは申し訳ないという気持ちから、仕事を辞められない。とにかく周りの人に迷惑をかけたくないと感じてしまう人もいます。
- ・上司に言い出せない
上司からのパワハラを受けていて、それが原因で辞めたいと思っている人にとって、上司に「辞めます」というのは簡単なことではありません。
早く辞めた方がいい理由
辞めるのを難しくしている理由があるとはいえ、この先3年間・5年間今の企業で働けそうですか?ブラック企業で働き続けるのも問題です。早く辞めるべき理由をお伝えします。
- ・体や心が健康じゃなくなる
残業時間が長く、十分な休息や自分の時間を取れなかったり、パワハラやセクハラでストレスが溜まっていったりすると、遅かれ早かれ必ず心身に不調をきたします。
休みなく働き続けていると、最悪の場合過労死なんてこともありますし、心が病んでうつ病になってしまうこともあります。
ブラック企業はあなたのことを使い捨ての駒にしか思っていないので、そんな会社のために自分の健康を犠牲にする必要はありません。
- ・家族やパートナーはあなたのことを思っている
あなたが仕事をしているのは、会社ためではなく家族やパートナーのためのはず。そして、家族やパートナーは、あなたが健康でいてほしいと願っています。
あなたが倒れたり、うつ病になってしまったりしたら、家族やパートナーも苦しむことになります。そうなる前に、ブラック企業は辞めるべきです。
もっともっとしんどくなる前に辞める
自分からは退職を上司に切り出せないと悩んでいる方は、退職代行サービスや弁護士にお願いすることも考えましょう。ブラック企業は、働き続ければ続けるほどどんどんとしんどくなっていきます。
直接上司と話さなくてすむ退職代行サービスを使おう
退職代行サービスを利用すると、辞めたいと思ったその日に退職することができます。会社への連絡をする必要もないので、上司から怒鳴られたり文句を言われたりする心配もありません。
自分の口から上司に辞めると言えないと感じているのであれば、退職代行サービスを使ってブラック企業との関係をスパッと終わらせましょう。
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残業代を取り返したい、穏便に辞められない。そんな時は弁護士に相談
辞めたいけれど、それなり残業代を取り返したい。辞めると伝えたのに、辞めさせてもらえない。そんな場合は、弁護士にすぐに相談しましょう。
- ・残業代未払い
これまで働いてきた正当な対価を受け取りたいけど、自分が言っても会社に相手にされないという場合は、労働問題に対応している弁護士に相談しましょう。
1日8時間または週40時間を超えて働いている場合は、原則として残業代を請求することができます。固定残業制だったり、歩合制だったりしても、残業代を請求することは可能です。
- ・退職代行
退職を切り出したら上司から止められた、上司から怒鳴られて退職を受け入れてもらえなかったというときでも、弁護士に相談することで、退職することができます。
弁護士に会社側との交渉を依頼することで、残業代請求、慰謝料請求、退職金請求などの金銭的な請求も可能になり、依頼主にとって有利な条件で会社を辞めることができます。
まとめ
残業代が発生しない、終業時間が長すぎる、犯罪行為があるといったブラック企業の体験談を紹介してきました。もしも、自分の会社も同じだと感じたら、あなたの会社はブラック企業なので、早めに辞めることを検討するようにおすすめします。