仕事する意味って何!?働く意味を考えよう

高校・専門学校・大学を卒業した後は、会社に入って社会に出るというのが一般的です。誰しも「なぜ働いているのだろう」「働いている意味ってあるのか?」と一度は考えたことがあるのではないでしょうか。 今回は、なぜ人は働いているのか、何のために働くのかということについて解説します。

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働く意味や目的とは!?一般的に考えられること

なぜ人は働かなくてはならないのでしょうか。一般的な働く理由は5つあります。1つずつ紹介します。

生きていくのにお金が必要だから

当然のことですが生きているだけでお金はかかります。家賃や光熱費、食費、税金、趣味にかけるお金といった具合に挙げればきりがないほどあります。これらのお金を支払うために働いてお金を稼がなくてはなりません。

最低限人間らしい生活を送るためにはお金がかかります。

自分の成長のため

社会に出ると学生当時とは違いさまざまな壁や困難に立ち向かうことになるでしょう。時には挫折をしてしまいそうになってしまうこともあります。しかし、そのひとつひとつの経験が自分の経験値となり、自分の成長へとつなげることができます。

この身に着けた経験が将来、自分自身がさらなる成長を遂げるための糧になることもありますので、積極的に挑戦していくことが重要です。

将来やりたいことを実現するため

仕事をする前から目標がある人であったり、仕事を通して目標ができたという人もいるのではないでしょうか。自分のやりたいことを実現するためには資格が必要であったり、ある程度の経験が必要なことが多いです。そのための経験を積むために仕事は必要になります。「この経験が本当に役に立つのかわからない」と疑心暗鬼に陥ってしまうこともあるかもしれません。しかし思いもよらぬところで積み重ねた経験が役に立ったということもあるでしょう。コツコツと経験を積んでいればいつかその頑張りが実を結ぶ日がくるかもしれません。

たくさんの人と出会うため

会社に入ると上司や同僚、取引先の相手、同業者の人などと出会うことができます。最近ではコロナ禍の影響もあり、オンライン会議がビジネスでの主流にもなっていますので、遠方の方とも気軽に交流を持つことができます。またどの人も異なった環境で生まれ育ったということもあり、自分にはない考え方を吸収でき刺激を受けることもあるでしょう。

趣味の合う仕事仲間がいればビジネスの枠を超えて友人になることも可能です。「一期一会」という言葉もあるように人との出会いは貴重ですし財産です。もちろん中には自分とは合わない人がいるかもしれませんが、そのような人とでもうまく付き合っていく必要があります。そのような人との付き合い方を勉強できるのも、仕事ならではのメリットなのではないでしょうか。

社会の役に立つため

仕事には社会貢献という大前提があります。どのような仕事であっても人の役に立っているといっても過言ではありません。

人の需要があるからこそ仕事として成り立っているのです。需要のある人にとって求めているサービスに応えるということが社会貢献になり、社会の役に立っているということになります。

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働くことに意味はない。「生きるため」に働く

上記で述べたことは事実であることに変わりはありませんが、働くという行為自体は意味はないものです。なぜ意味がないものなのかということについて解説します。

働くことに意味はない

結論からいってしまえば本来働くことに対して意味はないのです。人によって仕事に対する考え方や目的は異なっていますので、個々が後付けで仕事に意味を見出しているのに過ぎません。

将来やりたいことがあり夢を持っていたり、人との付き合いで食事に行ったり、社会貢献をするという場合などどんなときにもお金は必要になってきます。もし一生遊べるほどの巨額なお金が手に入れば個々の目的の大半を満たすことができるので、ほとんどの人が会社を辞めるはずです。

もし働くことに本当の意味があるのならお金が発生しなくても働くでしょう。

人は生きるために働く

人が生きていく上でお金は必ず必要なものです。そのためお金のために生きたい、仕事をしたいというのも十分な目的だと思います。

先述したように働くということ自体に意味はないので、働く意味を求めるのであれば個々で考え見出す必要あります。生き方は個人の自由なので、法に触れたり倫理に反していなければどのような目的でも構いません。

もし自分の中で働く理由や目的がなければ「なぜ自分は働いているのか」という状況に陥ってしまいます。また仕事のモチベーションも下がり、作業効率の低下も懸念されます。小さな目標からでも立ててみると仕事に対する考え方を変えることができるでしょう。

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結局何十年も働くなら楽しんだもん勝ち

仕事に対する考え方や目的が自由なら、肩の力を抜いて楽しみながら働く方が良いのではないでしょうか。仕事は基本的に疲れてしまうものですが、考えようによっては楽しいことへ置き換えることができるでしょう。

楽しい気持ちで働くといいこと

楽しみながら働くことで得られる効果はたくさんあります。楽しもうという気持ちで仕事に向き合えば、ストレスを軽減することにもつながりますので、仕事の効率性も上がるのではないでしょうか。仕事の効率が上がればいつもより早めに帰ることも可能です。

また、楽しい気持ちで仕事に取り組めば行動面にも変化が起き積極的になれるはずです。積極的になれば一緒に働いている人とのコミュニケーションもとりやすく、それが社内の雰囲気を良くすることにもつながります。

自身の行動を変えるだけで周囲にも良い影響を与えることが可能になりますので、「楽しもう」という気持ちを忘れずに仕事に向き合えば自ずと周囲にも伝播していくでしょう。

今の仕事を楽しむ秘訣

今の仕事に対する考え方を考え直してみれば、楽しむことができるのではないでしょうか。例えば出勤したときの1日の目標を立ててみると良いでしょう。「会った人には必ず挨拶をしコミュニケーションをとる」「お昼間は従業員の誰かとランチに行く」「昨日よりも10分早く仕事を終わらせる」のような目標を立ててみましょう。

また仕事をしていればあまりやりたくない面倒な業務も出てくるでしょう。後回しにしてしまえば、それがストレスの原因にもなってしまうため後回しにするのは好ましくありません。先に面倒な業務を済ませてしまえばストレスを感じることもなくなり、快適に仕事を進めることができるでしょう。

会社に出勤する日は、朝は明るい時間に出社し帰りは外が真っ暗な時間になっていることが多いです。1日は長いですが、その日の楽しみを作れば仕事のメリハリができ、より仕事のモチベーションを高めることができるでしょう。

その楽しみは「ランチはおいしいものを食べる」「仕事終わりにはスイーツを食べてリフレッシュする」などどんな些細なものでも構いません。なにか1日の楽しみを作って仕事に取り組めば仕事に対するモチベーションが向上するかもしれません。

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まとめ

「仕事をする」、「働く」ということ言葉自体には意味がありません。個々がそれらに対して目的や目標を持つことでようやく働くことに意味が生まれます。

働く目的の多くの最終到達点はお金を稼ぐことにつながってはきますが、お金は生きていく上で欠かせないものなので、問題ありません。問題なのは「何のために働いているのかわからない」ということです。目的も何もなければ当然仕事のモチベーションの維持も難しく、仕事の品質も低下してしまうでしょう。

同じ仕事をするのならやはり楽しんで仕事に取り組む方が良いです。仕事を楽しむためには目標を持つことと、仕事に対して楽しむという意識で取り組むことが重要です。

考え方を変えるだけでも大きな差が出てきます。働く意味が何なのか考えてしまっている人は今一度自分にとっての目標や目的を考え直し、仕事に取り組む姿勢を見直しても良いのではないでしょうか。