あなたの転機も間近かも!?転職のきっかけ15選

転職は人生における大きな決断であり、そのきっかけは人それぞれです。 とはいえ、いざ自分が転職を考え始めるとなると、「本当にこんな理由で転職してしまっても良いのだろうか…」と迷いが生じるかもしれません。 今回は、一般的な転職のきっかけについて紹介します。現在、転職をすべきか悩んでいる方は記事の内容を参考にしてみてください。

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転職しようと思うきっかけとは!?

大手総合求人サービスが2018年に行った調査結果をもとに、「転職のきっかけ本音ランキング」を作成しました。

1位から15位は以下のとおりです。

■転職のきっかけ本音ランキング

ランキングの結果から、転職のきっかけは以下の4つに分類することができます。

  • ・待遇面や勤務時間
  • ・人間関係や社風
  • ・仕事関係
  • ・自己都合やプライベートの事情

4つの分類それぞれについて解説します。

待遇面や勤務時間

転職のきっかけでとくに多いのが待遇面に関する不満であり、なかでも「 給与が低いと感じた 」は1位という結果となっています。

また、「評価制度や人事制度に対して不満があった」「福利厚生などに不満があった」なども、待遇面に関する転職理由だといえるでしょう。

そのほか、5位の「残業や休日出勤など長い拘束時間がきつかった」というのもあります。労働時間の長さも転職のきっかけになる大きな原因になります。

これらに共通しているのは「 労力に見合った待遇でない 」という部分です。

業種や職種によって違いはありますが、待遇面や勤務時間は働きやすさや働き甲斐に直結する要素だけに、転職のきっかけとして挙がりやすいのでしょう。

人間関係や社風

4位の「職場の人間関係が悪かった」というのも、転職のきっかけとしては多いです。8位の「社風や風土が自分に合わなかった」も、同じく人にまつわる転職理由だといえるでしょう。

職場というのは一日の大半を過ごす場所です。人間関係に問題があったり社風が合わなかったりすると、ストレスから毎日働き続けることが困難になってしまいます。

これらの問題は自分だけで解決するのは難しいので、思い切って仕事自体を辞める選択をするのでしょう。

仕事関係

2位の「仕事にやりがいを感じなかった」や10位の「自分のやりたい仕事ではなかった」など、仕事内容やその結果に不満を感じて転職するケースも多いです。

また、「会社の将来性に対して疑問を感じた」「業界の将来に不安を感じた」などのように、会社や業界の将来性に不安を感じて転職を考えるのも、仕事関係がきっかけで転職するパターンだといえるでしょう。

自己都合やプライベートの事情

会社に対して大きな不満はないものの、自己都合により転職を考えるケースです。

「自分の成長を実感できなくなった」「他にやってみたい仕事ができた」などは、現在よりもっと成長したい、別の道に進みたいといったキャリアアップを考えたうえでの転職理由です。

自己都合と同じようなきっかけとして、「体調を壊してしまった」「結婚など家庭の事情で現在の仕事を続けられなくなった」などがあります。これらは健康面や家庭状況の変化により転職をする、やむを得ない理由だといえるでしょう。

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業界別に見る!転職のきっかけ

次は、転職のきっかけを業界別に見ていきましょう。同じ業界で働いているのであれば、共感できる部分も多いかもしれません。

IT業界

ITテクノロジーの進歩にともない、それを担うIT業界の需要も非常に高くなっています。しかし需要が高いぶん、さまざまな問題も出てきています。

「IT業界はブラック企業が多い」といわれやすいように、一部の労働環境の悪さは代表的な問題のひとつでしょう。

そんなIT業界の転職で多かったのが、「給料が低い」「納期を守るのがきつい」「長時間労働が多い」などです。

また、「新しいスキルを覚える余裕がない」といった、最先端分野ならではの理由もありました。

金融業界

銀行、証券会社、保険会社など、一般的に「給与水準が高く安定した仕事」というイメージがあるのが金融業界です。

しかし安定している一方で、この業界ならではの厳しさもあり、それが転職のきっかけとなっています。

「きついノルマ」「上司の圧力」「サービス残業の多さ」「資格の勉強に追われる」などが代表的な例です。

製造業界

工場でのライン作業など、製造業というのは黙々と単純作業を行うイメージがあります。

管理職であればマネジメント業務も必要ではありますが、やはりメインは単純作業になります。

単純作業が苦でなければ問題ありませんが、そうでない場合は「単純作業にやりがいを感じない」「従業員同士の会話がない」などを理由に転職をするケースが多いです。

また、「夜勤がつらい」というのも、きっかけの上位に挙がっています。

業界的にも夜勤の多い仕事なので、シフトによっては生活リズムが乱れる可能性があります。窓のない工場であれば昼夜の感覚なく働き続けることになるので、健康面の不安から転職を考えてしまうのでしょう。

商社

就職市場において、求職者から高い人気があるのが商社です。

とくに総合商社は日本を代表する大企業ばかりなので、人気もさることながら入社のハードルも非常に高く、難関大学出身者でなければ採用されないともいわれています。

そんな人気業界である商社ですが、他業界と比べれば離職率が低い傾向にあるものの、転職者は一定数存在します。

転職のきっかけとしては、「起業したい」「より好条件な企業からヘッドハンティングされた」など、キャリアアップに関するポジティブな理由が多く挙げられています。

その一方で、「海外赴任が多くてライフプランが描けない」「仕事がハード過ぎる」といったネガティブな理由もあり、どちらも商社マンならではのきっかけだといえるでしょう。

サービス業界

宿泊業、飲食業、生活関連サービス、娯楽業など、接客やコミュニケーションが仕事内容のサービス業は、離職率の高い業界といわれています。

転職のきっかけとしては、「クレーム対応のつらさ」など、客対応に関する対人ストレスが第一に挙げられるでしょう。また、人手不足にも陥りやすい業界でもあり、そのしわ寄せとしての「土日出勤」や「連休が取れない」など、忙しさによる休みの取りにくさも転職の理由として多いです。

さらに店長など管理職になった場合、会社によっては別店舗への転勤を命ぜられることもあります。転勤に見合う手当などなければ、これをきっかけに転職を考えるケースもあるでしょう。

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転職が不安じゃない人はいない

ここまで紹介したように、転職のきっかけは年代や業種によってさまざまあります。

待遇面や仕事への不満など、その多くがネガティブな理由である一方で、起業やヘッドハンティングなど、キャリアアップなどを目的としたポジティブなものもあります。

とはいえ、 いくら実績やスキルを持っていたとしても、転職という決断にまったく不安を感じない人はいません。

最後は、データをもとに、転職にまつわる不安について解説します。

みんな転職が不安

2018年に大手総合求人サービスが行った、「退職理由を伝える上で、不安な点・気になる点」というアンケート調査の結果、上位3つは以下のとおりです。

1位「次の職場が見つかるかどうか」

2位「次の職場で上手くいくかどうか」

3位「退職をいつ伝えるか」

この結果から分かるように、多くの人が「次の職場が見つかるかどうか」ということに対して不安を抱いています。

次の就職先がうまく見つからないことには、転職はリスクだけが高くなってしまう でしょう。

不安な人はまず転職エージェントに相談

きっかけが何であれ、「今の会社に長くいられない!」と一度思ってしまったのであれば、準備はできる限り早く始めるべきです。

転職活動を行うには高いモチベーションが必要です。行動を先延ばしばかりしていると、気力も体力も低下してしまい、せっかくの優良求人を見つけたとしても、応募するタイミングを逸してしまうでしょう。

もしも 自分一人で次の職場が見つけられるか不安であるなら、転職エージェントを利用するのがおすすめ です。大手転職サイトに登録すれば、エージェントによる面接や面談などさまざまなサポートが受けられます。

インターネットの口コミ評価などを参考に、実績豊富な信頼できる転職サイト探してみてください。



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まとめ

このように、転職の理由にはさまざまなパターンがあります。

転職は人生における大きな事柄なので、可能な限り慎重に決断していきましょう。

本記事でも紹介しましたが、優秀な転職エージェントにサポートをしてもらえば、転職活動を安全かつ効率的に行うことができます。

「転職はしたいが一人では心細い」という方は、まずは信頼できる転職エージェントにサポートを依頼することから始めると良いでしょう。