目次
・人間関係や仕事のミスで悩む人が多い
・仕事で悩みがあるときはネガティブになってしまう
・どうしてもつらいなら転職を考えよう
仕事のお悩みいろいろ
たいていの人は何かしらの仕事の悩みを抱えているはずです。深刻な場合には、仕事に行きたくなかったり、仕事を辞めてしまいたいなどと暗いネガティブな方向に気持ちがいきがちです。
同じような境遇でも、人によってストレスの感じ方は違うものです。小さいことだと他の人が思っても、本人にとっては大きな問題かもしれません。
主な仕事の悩みについてご紹介しますので、共感できるポイントを探してみてください。
人間関係
人間関係は組織に属する際には、切っても切れない悩みの種となるものです。そのため、この人間関係に悩む人は特に多いのではないでしょうか。
苦手な上司や、そりの合わない同僚、生意気な後輩など、自分にストレスを与える人がそばにいても、離れられないのが仕事というものです。仕事が週5日8時間働く場合には、家族よりも一緒に過ごす時間が多くなるかもしれません。
ネガティブな感情は、悪い連鎖を生むものです。人間関係がうまくいかないのが原因で、集中力が落ちたり、やる気が出なくなるなど仕事に影響が出てしまう可能性もあります。
現代病と言われるうつ病の原因は人間関係に関するものが多い、と言われています。ネガティブな感情やストレスは、人のホルモンバランスを崩し、体調不良に至るケースがあるのです。
仕事のミス
仕事上のミスに対して、大きな精神的ダメージを受けてしまう人がいます。もちろん、ミスをした場合にはそれに対する反省は必要です。
しかし、注意していても、気づかぬうちにミスをしてしまうのが人間です。ロボットでもない限り、ヒューマンエラーは起こるものなのです。
ミスに対する捉え方は人それぞれなのです。ミスをしたことに対してももちろん、そのミスをうまく自分で事後処理ができないことに悩む人もいるようです。
人間関係と同様、ネガティブな気持ちはミスの悪循環を生みます。ミスのあと落ち込んだ気持ちをしっかりと切り替えないと、注意散漫などで新たなミスをしてしまうきっかけにもなります。
昇進について
長く同じ仕事場に勤めると、周りの人と比べてしまいがちです。昇格や昇進、昇給などは自分の功績を会社が認めた証です。
同僚が役職についたり、後輩の方が先に昇格してしまった時には劣等感を感じてしまう人も多いでしょう。
また、周りとの競争を助長するような上司や職場の雰囲気であれば、さらなるプレッシャーがかかってしまいます。家族からの期待も悩む原因となることもあるようです。
一方で昇進してしまった人も、自分が昇進したことに対して悩みを抱えているようです。昇進することで、責任は大きく増加し、仕事量が増えます。
その他にも、周りから嫉妬の目で見られたり、年上の部下には気を遣ったりするようです。昇進はチャンスでもありますが、昇進うつになるなど、大きなストレスになることがあります。
飲み会が多い
飲酒が好きな人には問題ないと感じる飲み会。季節のイベントや、歓送迎会などの飲み会は何かと多いものです。しかし、飲み会が苦手な人からすると、苦痛な時間になるかもしれません。
誘われたら断れない、断ったらあとから気まずくなる、嫌われるかもしれないなどの理由で、苦手な飲み会に参加してしまうようです。
一方で、飲み会自体は好きな人でも、数が多すぎるとしんどくなるのは自然なことでしょう。
また、上司や取引先との飲み会は、気を遣い、緊張するため、所謂接待がストレスの原因となっている人も多いようです。
苦手な上司
厳しかったり、冷たかったりして、嫌われる上司はどんな組織にもいるのではないでしょうか。横暴であったり、理不尽であったり、部下に圧力をかける上司と働くことは、大きなストレスとなるでしょう。
感情的な上司の場合は、すぐに怒って怒鳴られたり、やつ当たりをしたり、贔屓をしたりします。そのようなことが毎日続くと、仕事へのモチベーションは低下します。
上記のような仕事の悩みには、なかなか1人で根本的な解決することは難しいものがありますよね。
そうなると、まずは自分の気持ちの持ち方を考えるのが、一番の解決策となるのではないでしょうか。
仕事のお悩み解決法
それでは、仕事で悩んだ時の解決法をご紹介します。基本的には、自分の感情をうまくコントロールできるようになると、それまでよりも悩みをポジティブに考えられる傾向にあるようです。
ネガティブな気持ちは、悪いことを引き寄せ、ポジティブな気持ちは良いことを引き寄せます。落ち込むことがあっても、ポジティブな気持ちを持ち続けることで、さらなる悩みの種となる悪いことが起こりにくくなるのではないでしょうか。
仕事そのものの悩み
仕事の業務そのものへの悩みには、仕事が人生のすべてだと思わないことが大切です。自己実現という言葉をご存知でしょうか。自己実現とは自分の持っている絶対的な自我をすべて実現すること、もしくは自分の目的に向かって努力・達成することを指します。
わかりやすく言うと「自分らしく、人生の目的のために生きる」ということです。
仕事は、人生において大きなウエイトを占めますが、人生のすべてではありません。仕事にストレスや悩みがある人は、自己実現を仕事場以外ですると良いでしょう。
人生の目的を、仕事以外のことにすることは決して悪いことではありません。仕事が好きで仕事にすべてを捧げることが良い、とは限らないのです。
自分の趣味や家族との時間を大切することを、人生の目的としてもよいのです。自己実現は自分の好きなことを人生の目的とするので、仕事で悩みを抱えていても、自己実現の場を別に移すことで、仕事に対して割り切ることができます。
失敗を引きずらない
ミスや失敗はいつまでも引きずらないことがポイントです。しかし、引きずりたくなくても、頭に残って仕方ない、という人もいらっしゃるでしょう。
そこで、しっかりと気持ちの切り替えをする方法を紹介します。失敗を引きずらない、ということに慣れればそのうちそれが普通になりますよ。
まずは、なぜ失敗したのかを書き出してみましょう。どういった経緯でミスを犯してしまったのか、それに対するネガティブな気持ちも吐き出してみましょう。
そして、その失敗した理由をもとに、次に失敗しない方法を考えます。解決策がわかれば、それに気を付ければよいのです。しっかりとどうしたら失敗しないかを自覚することで、次のミスに対する恐怖心もなくなるため、失敗を引きずらないようになるのです。
また、失敗をしたこと以外に、評価すべき点も同時に書き出すと、自信につながります。よくできた点と、失敗の原因を合わせて考えて次のステップに進みましょう。
人間関係の悩み
人間関係とは常に動いているものです。少し時間がたてば人間関係もかわってきます。苦手な人でもふとした拍子に印象がかわり、話してみると思っていた人と違う、ということもしばしばありますよね。
また、人は、自分に対してポジティブな気持ちを持っていない人に対して、自分もその人に対してポジティブな気持ちを持ちにくいものです。
そのため、人間関係を良くしようとすると、自らも変えようとする努力も大切なのです。小さいことでも謝罪や感謝をしっかりするだけで、相手からの印象はかわるものです。
しかし、向こうから一方的に負の感情を持たれている場合に心当たりがない場合もあるでしょう。そのような時でも、理解者は必ずいるので、その人に相談したり、懸け橋となってもらい、自分に対して負の感情を持つ原因を聞いてもらうと良いでしょう。
苦手な相手には
苦手な同僚や上司には、ついつい苦手な思いが前面に出てしまいがちですが、苦手な相手こその対応策があります。まずは、たとえ苦手な相手であっても、社会人であることを自覚し、態度には出さないようにすることです。
嫌いだからこそ、礼儀正しくし、相手が問題点を指摘してこないように努めましょう。粗暴な態度は、上司の怒りに火を付けてしまいかねませんので、気を付けましょう。
また、仕事にだけ集中し、嫌なことを頭の中から追い出しましょう。苦手だ、嫌いだというイライラした気持ちを持ったままでは、人間関係だけでなく、仕事もうまく運ばないものです。
そうなれば、気の合わない上司に怒られてしまう原因となってしまいます。人は目の前のことに集中している時には、その他のことを忘れたり、怒りや悲しみなどの負の感情も薄らいだりする傾向にあります。
目の前の仕事に集中することは、苦手な相手を自分の意識外に出すことができるのです。
それでもつらい時は転職
いろいろ悩みに対する工夫を行っても、どうしてもつらい、ということはあります。その時は、無理をし過ぎず転職を考えるのも1つの手です。
人間関係などが原因だと、辞めにくい、というのもわかります。
トラブルがあった場合でも円満に辞めることが、転職成功のポイントになります。転職の動機が、・・が嫌いだからという理由やトラブルが原因ということはできるだけオブラートに包む、もしくは伏せて伝えましょう。
社会人として、退職理由は、本音と建て前をわきまえましょう。
注意することは、感情的になって、後先考えずにすぐに辞めてしまわないようにすることです。ストレスや悩みが我慢できなくなっても、きちんと段取りを決めてから退職しなければいけません。
現在の仕事を辞める前に、転職先を見つけておかないと、不採用が続いた場合、経済的にも精神的にも苦しくなります。
また、慌てて就職しなくても、仕事を続けながら転職活動を行えば、余裕を持って転職活動をすることができます。
その他にも、内定が出た場合、同じ会社の人には言わないようにすることにも注意しなければいけません。辞めることがわかれば、退職を拒否されたり、逆に自分が予定していない時期に辞めなければならなくなるかもしれません。
会社のパソコンで転職情報を検索したり、あからさまに仕事のスピードが落ちるなどとなれば、気づかれてしまう可能性があります。転職活動をしていることは、同僚であっても伝えるのは控えた方が良いでしょう。
辞めることがわかれば、手のひらを返したような態度をとる人もいるかもしれません。また、仕事は辞めるにしても、最後まで真面目にやり抜きましょう。やる気がないのが見え見えでは、他の人に迷惑をかけてしまうことになります。
一方で、家族には事前にしっかりと相談し、同意を得ておきましょう。特に配偶者は家計を一緒に支えている人なので、今後のことをよく話し合わなければいけません。
おすすめは、転職エージェントを利用することです。転職エージェントに今の状態や、希望する職種、仕事のスタイルなどの希望を伝えることで、より自分にあった転職先を紹介してもらえます。
また、もとの職場でどのようなストレスがあり、何に悩んでいたのかを伝えることでそれに対するアドバイスもしてもらえます。転職エージェントは、相談者は無料で利用できるので、不安や疑問がある際はまず相談してみるとよいでしょう。
また、転職エージェントにはWEBサイトには載っていない求人情報を持っていることがあります。転職エージェントが持つ求人情報は約80%が非公開の求人だとされています。
フリーペーパーや求人サイトで探すより、より自分に合った就職先を見つけられるかもしれません。
また、転職時には、暗い気持ちになりがちです。しかし、さらなるキャリアアップに向けて前向きに転職活動をすることが大切です。
まとめ
仕事上の悩みは誰しもあるものです。しかし、自分の気持ち次第でその悩みに対するストレスを軽減することができます。
我慢できない悩みは、無理をし過ぎずに転職を前向きに考えていきましょう。良い就職先に転職するには、多くの求人情報を手に入れることが大切です。
転職エージェントには、求人サイトなどには載らない非公開求人案件を紹介してもらえます。そして焦らず、ゆっくり企業理解を深めながら転職活動を行いましょう。
仕事の悩みとうまく付き合いながら、日常生活を平穏に送りたいものです。