転職理由は上司が嫌い!それでもあり?

転職をすることになる理由はさまざまです。その中でも、そりが合わない上司とのトラブルは大きな悩みやストレスとなって、転職の理由になることもしばしばあります。 それではどのような上司が他の社員と合いにくいのか、上司が嫌いだという理由で転職はできるのかなど、「上司が嫌い」という状況を取り巻く情報をご紹介します。上司とのトラブルで転職をお考えの方はぜひ確認してみてください。

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人間生きていたら、仕事やご近所づきあいなどの中には、この人とは合わないなーと思う人はいるでしょう。もしかすると自分だけが合わないのかな?と不安に思ってしまいがちですが、そうではなく全員と合わない人というのは存在します。嫌いな上司がいるだけで、仕事の進行にも支障がでたり、精神的なストレスの原因にもなります。

一般的にみる合わない上司とは・・・

それでは、一般的に嫌われる上司とはどのような人のことをいうのでしょうか。あるある、と共感しながら見てみてください。

また、今役職についている人は、自分は当てはまらないだろうか、周りから嫌われるモンスター上司になっていないのかチェックしてみてください。

心当たりがある方は、さらに上司と部下に挟まれて、それなりのストレスもあるかもしれませんが、部下の仕事しやすい環境づくりも仕事の内、と改善のきっかけしましょう。嫌いな上司がいる人は、対応方法も一緒に紹介にするのでぜひ参考にしてみてください。

・えこひいきの激しい上司

ひいきをする上司はどこでも嫌われる傾向にあります。

自分の好みの性格や、自分を持ち上げる部下にだけ優しくしたり、評価を上げたりする上司です。また、女性や男性にこだわる、ジェンダーに関するひいきをする上司も嫌われます。ひいきはひどくなるとパワハラにつながることもあります。

気に入った部下の仕事をすべて気に入らない部下に押し付けたり、無理を押し通したり。ひいきは、特定の人に目をかけることで、周りの人には不親切であったり不利益が生じるものです。

・体育会系の上司

体育会系の上司も嫌われがちです。

無駄に熱く、それを周りにも強要します。部活での先輩は絶対で、何事にも従う、といった古いスタイルの体育会系のしきたりを押し付けてくる上司は敬遠されます。

・対応方法は?

上記のような上司には、他の上司や他部署の上司に相談すると良いでしょう。

ひいきや強要は、なかなか部下が上司に指摘しづらい部分があります。上司の怒りに油を注いでしまうかもしれません。そのため、上司への注意が必要な場合には、その上司と仲が良かったり、地位が高い上司にどういう状況なのかを相談しましょう。

上司の問題点は、上から指摘されるのが一番効くものです。その上司の問題が他の人にまで影響しているなら、悩んでいる人たちと一緒に申告するほうが、上層部が動いてくれやすくなります。

・指示が明確でない

こそあど言葉や、あいまいな指示をする人も、部下に嫌いだと思われやすい上司のようです。「あれやっといて」などと言われても何のことなのかわからない、などの意見もあります。

聞き返すと機嫌が悪くなったり、時間がないと確認できないなど、その上司の下ではスムーズな仕事ができないことが理由でしょう。

・失敗を激しく責める上司

誰しも失敗やミスはあるものです。しかし、その失敗を激しく責める上司は嫌われているようです。

当然上司なので、叱ったり指導はあるべきものです。しかし、行き過ぎた責めや、暴言を吐く上司もいるので困ったものですね。また、小さなミスを何度も責めたり、過去のミスをネチネチ繰り返して責める上司はまた違ってきます。

・対応方法は?

指示が不明確な上司には、人柄やタイミングをみて、指示を明確にしてほしいことを伝えてもいいかもしれません。

指摘すると怒ったり、ネチネチ責めてくるような上司には、仕事と割り切って淡々と接するのが良いでしょう。

根本的な解決にはなりませんが、「割り切る」という対処をする人が最も多いようです。

また、関わらない、という対応法もあります。

必要最低限の会話で済まし、仕事は淡々とこなすことでなるべく関わりを持たないようにするとイライラやストレスも軽減されるでしょう。

言われた嫌味や理不尽な怒りには、気にしない、という対応が一番気が楽なのかもしれません。思いつめすぎて鬱になってしまう人もいるぐらいです。仕事と上司は切り離して考えて、自分は自分の仕事をするのが一番でしょう。

嫌いな上司がいるから転職するのはありなの?

さまざまないやなタイプの上司がいて、気にしないことが良い、とご紹介しましたが、やはり我慢できないこともあります。また、気にしないようにする、といっても精神的にはしんどいものがあります。

上述したように、仕事のストレスが病気の原因となる可能性もあります。続いては、上司とそりが合わないことで考えられる弊害を考えてみましょう。精神的にしんどい、ということ以外にどのような影響があるのでしょうか。

うつ病発祥の可能性

仕事が原因でうつ病を発症する人は珍しくありません。理不尽な上司や職場環境によって精神的なダメージを受けることで、ホルモンバランスが崩れてうつ病発症に至ります。

特にうつ病を発症しやすい人の特徴を紹介します。うつ病の原因はストレスが大きいと言われています。

・従来型うつ病

何事も完ぺきにこなしたい、という真面目な人にとって上司に認められないことは大きなストレスとなります。

こういう人は周囲にうつ病であることを隠します。自分がうつ病であることを自覚しておらず、上司に理不尽な留意をされても自分を責める傾向にあります。残業もいとわないため、上司からのひいきを受けて、仕事を集中的に割り振られてしまうことがあります。

・現代型うつ病

また、現代ではあらたなタイプのうつ病もあるようです。自尊心が強く傷つきやすい人におおいようです。こういう人は、上司がする理不尽な振る舞いに深く傷ついてしまいます。このタイプのうつ病になる人は、特に環境に不満を持ちやすく、他の人の残業などは気にしない傾向にあります。プライベートでは症状がなくても、仕事の時になるとうつ病の症状が出ることもあるそうです。

正しい評価をしてもらえない

嫌いな上司に歯向かったり、問題を指摘したりすることで、部下に嫌がらせをする上司もいます。そのような上司は、嫌いな部下を正しく評価しません。成績が良かったり、会社に貢献する人材であっても、直属の上司に評価されなければ昇進や昇給はしにくくなります。ボーナスも上司の評価によって行われます。仕事を頑張っても評価してもらえないことで、仕事へのモチベーションは下がってしまいます。

弊害を考えると転職もあり

いやな上司のせいで仕事が楽しくない、やりがいがないなどがあれば、職場を変えたいと考えることは自然でしょう。理由がどうあれ、転職する理由は本人の問題はなので、上司がいやという理由で転職するという理由でも引き留めることはできません。そのため、上司と合わない、嫌いだと理由で転職しても何の問題もありません。

感情的にそのまま伝えることはひかえるようにした方がよいでしょう。転職しても、元の会社が取引先となる可能性もあります。また、退職を伝えた次の日から会社に来なくなるわけではありません。辞めるまでの間、当の上司と一緒に働かなければいけません。もし、会社に上司を嫌っていることを言ってしまうと、本人にも伝わってしまうかもしれません。仕事の引継ぎの際にぎくしゃくせず、スムーズに済ませるためにも退職の意思を伝える時は、無難に「家庭の事情」などの建前の理由を用意しておきましょう。円滑に退職を済ませられなければ、あらたなストレスとなってしまいます。

転職を考えたらどのようにして動くのが正解なの?

最後は上手に転職する方法を紹介します。転職をするにはスケジュールが大切です。流れとしては、自分の中で退職が決まれば、転職活動を開始し、内定をもらう。この時点で、会社に退職を伝えるようにしましょう。

退職の理由は相談ベースで

退職を決めても、まずは相談ベースで上司に相談しましょう。退職を上司と相談すると、気が変わる、ということもあります。退職・残留両方が選べるように周りにしゃべるのはひかえましょう。

直属の上司が問題の上司であっても、他部署の上司などに相談するのはNGです。

そこは我慢して、直属の上司に伝えるようにしましょう。大切な話なので、話しかけてそのまま伝えるのではなく、「相談があるのでお時間いただけませんか」とスケジュールを確認するテイストで聞いてみましょう。

相談時は、考えた末に出した結論であることや引継ぎをしっかりすることを伝えると円満に退社しやすくなります。

転職活動は極秘に

転職を決めたら、会社に伝える前に転職活動を開始し、入社を決めておかなければいけません。

そして、転職活動は在職中に行わなければ、収入が途切れたり、生活費が払えなくなってしまいます。転職活動は会社に知られないようにすると、安心です。

退職することが会社の人に知られてしまうと、他の弊害が出てきてしまうかもしれません。予定していた時期にタイミングよく退職できなくなったり、良い条件での退職ができなくなる可能性もあります。

言い出すタイミング

退職を伝えるタイミングも大切な配慮のポイントです。2~1カ月前には退職の意思を伝えておきましょう。相談した日から引き留められたりすれば、退職の決定が遅れてしまうかもしれません。

⇒退職したいと思ったらまずここを見て!

余裕をもって2カ月前に伝えておくほうが安全です。また、繁忙期を避けて、忙しい時期に退職の手続きに時間を取られないような配慮が大切です。繁忙期を避けて退職するのは社会人としてのマナーでもあるので、覚えておきましょう。

ズルズル退職日を伸ばさない

退職を伝えると大抵引き留められます。あと3か月は残ってほしいや給料を上げる、などとお願いや良い条件の提示などをされます。

しかし、転職を決めたなら、ズルズルと退職日を伸ばさないようにするのが無難です。自分の仕事のモチベーションも下がったままだと自分のためにもよくありません。こうならないためには、先に転職先と相談し、入社日を決めておきましょう。そして、退職を伝える時に引き留められたら、何日までに退職しなければいけない旨を伝えましょう。

会社は辞める意思のある人を強制的に働かせることはできないので、必然的にその入社日より前に退職となります。もちろん数日前などはルール違反です。円満な代謝は新しい生活への第一歩です。きちんとスケジュールを組んで、転職活動を進めましょう。

上手な転職は転職エージェントを活用

転職エージェントは、転職を支援してくれる仲介企業です。

無料で利用ができて、求人サイトに掲載されていない案件情報を、転職エージェントは持っています。求人全体の80%が、求人サイトには載らない、非公開の求人情報とされています。それを考えると、自分に合う仕事が見るかる確率は高くなります。

また、一人で転職活動をするよりも、疑問点や不安なことを相談しながら転職ができる転職エージェントは心強い味方となるのです。多くが担当者がついて、転職活動をサポートしてくれます。転職のプロでもあるので、面接の対策や注意点のアドバイスもしてくれます。上司が原因の転職は、どうしても暗い気持ちになりがちです。しかし、これも新たな人生のチャンスだと捉えると、ポジティブに転職活動をすることができるはずです。

当サイトのおすすめエージェントはdoda

面談から転職完了まで、あなたの転職を最後まで丁寧にサポートしてくれます。何があっても費用は一切かからないので、迷ったらまずはdodaへ登録することをおすすめします。



まとめ

上司が原因でも退職・転職することは可能だということがわかりました。しかし、社会人らしく冷静に円満退社を目指しましょう。きちんとスケジュールを組んで、退職理由も角が立たないものを用意しましょう。

しかし、今いる会社で問題を解決できるなら、それが一番かもしれません。問題のある上司を何とかしてくれるような社風であったりするなら、他部署の上司や上層部に進言を考えてもよいでしょう。ある程度、上司とのトラブルは会社勤めにはつきものです。

ひどいものには無理をし過ぎることはありませんが、我慢できるうちは我慢をして、仕事で見返す、という方法もあります。仕事に集中して、成果を上げることに注力するのも1つの手かもしれません。本当は今の会社に残りたいのか、別の会社でもう一度一から頑張りたいのかを、ゆっくり考えてみましょう。

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