職場を辞めたいと思う原因の9割は人間関係の悪さだといわれるほど、働くうえで大切な人間関係。
人間関係が悪いと、職場に行く気もなくなりますよね。
人間関係が悪い職場を改善するのもいいですが、難しそうなら退職して新しい職場に転職するのも1つの方法。
人間関係の悪い職場にいても、自分の精神がおかしくなるだけです。
・職場では、上司、同期、先輩、後輩などとの人間関係でストレスを感じる
・職場の人間関係をよくするには、職場内のコミュニケーションを増やすこと
・職場の人間関係をよくしようと頑張ってもよくならなかった場合、転職がおすすめ
・転職するときは、自己分析が大切
・人間関係のいい転職先を見つけるコツは、離職率、面接官の態度など
職場の人間関係の限界?人間関係のストレスランキング
第1位 上司との人間関係
職場の上司との人間関係、とても悩みますよね。
そんな上司との関係の中で最もストレスを感じるのは、上司に怒られること。
日本法規情報株式会社が行ったアンケートでも、20代男性が職場で一番ストレスを感じるのは、上司に怒られたときという結果が出ています。
本当にこちらのミスで怒られている場合ならば、怒られても上司へのストレスにはなりにくいですよね。
自分のミスなんだと納得できます。
でも、こちらに責任はなく上司が自分の機嫌によって怒ることが多いのも現実。
上司は、自分に嫌なことがあれば、そのストレス発散として、部下を怒るなんてことも。
上司の機嫌の悪さでこっちに当たられても困ります。
そんなときは、どうしても理不尽だ!と思ってしまいますよね。
そのうち、「今日は機嫌が悪い日だ…」などと上司の機嫌をうかがうようになることも。
ですが、本当ならば、そんなことを気にする必要はないですよね。
そんな余計なことで、ストレスを感じたくはないのです。
上司がワンマンタイプだった場合も、ストレスがたまりやすいケース。
ワンマンタイプは、こちらから意見を言っても全く取り入れてくれません。
上司の言いなりになるしかないので、一緒に働いていると、どんどんストレスがたまります。
他にも、自分が知らないことがあると、途端に不機嫌になる上司もいます。
仕事上のことだけでなく、プライベートなことなどで、自分だけ知らないということが許されないタイプです。
そんなこと言われても、プライベートなことまですべて上司に報告する義務はない!とイライラしてしまいます。
第2位 同期との人間関係
同僚の中でも一番仲がよくライバルとなるのが同期。
同期とは、仲がいい分、お互い競い合った時に人間関係がこじれやすいのが特徴です。
例えば、お互いがプロジェクトを出し合ったとき。
もちろん両方のプロジェクトを通るわけではありません。
どちらかのプロジェクトだけ採用される場合が多いです。
そうなると、通らなかった方は通った方に対して「くそ!」と思い、イライラする悪い感情を抱いてしまいます。
ほかにも、昇進するタイミングで人間関係がこじれてしまう場合があります。
というのも、みんなが同じタイミングで昇進するわけではありません。
どうしても同期の中でも差が付いてしまいます。
そうなると相手に対して嫉妬心などが芽生える可能性も。
本当なら、負けたくないという気持ちで、切磋琢磨していけばいいのですが、なかなかそうは思えないのが、難しいところ。
はじめから、「この人はすごい!」と認めていた相手に先を越されたならば、納得はできるものの、下に見ていた同期が自分よりも認められると、イライラすることなどもありますよね。
自分が負けた立場だった場合は、イライラする自分の感情をコントロールすればいいので、自分の問題だけですみます。
でも、自分が勝ち同期が負けた場合は、自分が嫉妬の対象となり、自分ではどうにもすることができません。
同期から嫉妬の目で見られる場合は、少し距離を置くのが正解。
嫉妬をするだけでやる気を出さない人は、ずっとそのまま。
嫉妬をしてやる気を出すことができる人は、結果を出します。
そのような人と付き合っていけばいいのです。
第3位 先輩との人間関係
同僚の中でもこじらせると大変なのが、先輩との人間関係。
ありがちなパターンはいくつかあります。
よく飲み会に誘ってくる先輩。
このタイプは、ただ自分の話を飲み会でしたいだけ。
後輩に「俺はすごいんだ」と言いたいだけです。
適当にあしらいたいですよね。
他には、仕事を押し付けてくる先輩もいます。
自分の仕事なのだから、自分でしてほしいですよね。
そんな人に限って、上司とはうまく付き合っていて、評価が高いと、余計にイライラします。
あとは、理不尽なことを言われるケース。
理不尽なことは後輩になら言ってもいいだろうと思ってしている可能性も。
そんなことはないですよね。
やめてほしいです。
できれば、先輩とはうまく付き合ってはいきたいもの。
ですが、そんな面倒な先輩とは、できれば付き合っていきたくはないですよね。
先輩に逆らうことはなかなかできません。
でも、あまりにもひどいことをされた場合は、上司に相談し先輩に対して話をしてもらうのもおすすめ。
そのときには、自分が相談したということが先輩にばれないように、上司にはうまく話をしてもらうようにすると、その後の関係にひびが入りません。
第4位 後輩との人間関係
20代男性が悩むのが、後輩との人間関係。
突拍子もないことをする、空気の読めないことをするなど、後輩にもいろいろなタイプの後輩がいます。
そんな後輩を一人前に育てていかないといけないので、とても大変です。
また、扱いやすい後輩ばかりならば、ストレスもたまらないかもしれませんが、そういうわけにはいきません。
反抗的な態度を取ってくる生意気なタイプや仕事ができない後輩がいれば、本当にイライラしますよね。
なんでこんな後輩を採用したんだと、採用担当を恨みたくなることも。
そんな時は、先輩に自分がどのような指導を受けたのか、思い出してみましょう。
また、頼りがいのある先輩に直接アドバイスをもらうのもおすすめ。
先輩も後輩から頼られれば、嬉しいはずです。
職場の人間関係がよくない会社を変える事はできる?
人間関係がもともといい職場ならば、その中にいるだけで楽しく働くことができるはず。
でも、人間関係が良くない職場の場合、その中で働き続けるとストレスがたまります。
そんなときは、自分から動いて、人間関係がよくない職場をいい職場に変えてみてはどうでしょうか。
自分で動くのは、とても勇気がいる大変なこと。
でも、誰かがやらないと、ずっと人間関係がよくない職場のまま。
今の職場でずっと働きたいと思っているなら、「どう思われてもいい!」と開き直り、動かないと何も変わりません。
行動してみることをおすすめします。
人間関係が良くない職場は、愚痴や陰口が多い、特定の人たちだけが仲いいグループができているなど、職員らがまんべんなく話ができる環境でないことが多いです。
それならば、グループなど関係なく誰でも話すことのできるような職場にしていくのが、当面の目標。
そのためには、自分から積極的に動くことが大切です。
まずはあいさつ。
あいさつなんて、普段からみんなきちんとしているし、改めてする必要なんて…などと思っていませんか?
もちろん、これまでも職場であいさつはしているでしょう。
でもそのあいさつは、とても暗く小さい声でお互いの顔も見ずに行われていませんか?
それでは、あいさつの意味がありません。
あいさつをするときは、笑顔が基本!
そして、明るい声で、笑顔で「おはようございます」「おつかれさまです」とあいさつをしましょう。
暗い声であいさつされても、朝からテンションは上がりません。
でも、明るい声で、笑顔であいさつをされると、テンションが上がります。
誰だって、笑顔であいさつをされると嬉しいものです。
このときに大事なのは、苦手な人に対しても、「おはようございます」「お疲れ様です」などと、笑顔であいさつをするようにすること。
苦手な人と思い、暗い顔であいさつをしていると、余計に関係が悪くなっていくばかり。
人は、笑顔であいさつをされただけで、印象が良くなるもの。
苦手な人にあいさつをするときも、ほかの人に対する笑顔と変わらない笑顔で、あいさつをするようにすると、苦手な人とも話しやすくなります。
誰かが積極的に明るくあいさつをし続けていれば、みんなにもあいさつの輪が広がっていきます。
誰かが始めないといけないのです。
みんなが明るい声であいさつができるように、自分から率先してあいさつを始めてみましょう。
他には、苦手な人にも自分から話しかけるようにするのが大切。
苦手な人がいると、結局自分が話しやすい人とばかり話してしまい、グループ関係なく話すという目標から遠ざかってしまいます。
自分から話しかけなかった人に対しても、話しかけてみましょう。
苦手な人と話すことがないと、どんどん苦手意識が高くなっていくもの。
苦手な人と話してみれば、意外と自分との共通点や悩みなど共感できるポイントが発見できることも。
案外仲良くなれるかもしれません。
とにかく、誰とでも話してみないと、その人が本当はどんな人なのかはわからないもの。
職場自体のコミュニケーションの量を増やすことで、知らずに陰口をたたくようなことも減っていくはず。
みんながまんべんなく誰とでも話ができる職場を作っていきましょう。
自分から明るく笑顔であいさつもした、苦手な人ともコミュニケーションをしてみた。
けれど、職場自体は何も変わらなかった…。
そうなると、頑張った分余計に落ち込んでしまうかもしれません。
そんなときは諦めることも大切。
「俺はここまで頑張ったんだから、悪くない!」
「ここまで頑張ったのに、変わらない職場が悪い!」
ということにして、違う道を探しましょう。
自分から積極的に動いても変わらない職場でイライラしながら働くよりも、自分に合ったストレスもたまらない職場で働く方が、自分にとってもプラスですよね。
自分の精神状態を悪くしながらも、まだ仕事で消耗しているのはとても残念なこと。
自分のたった一度の人生。
そんなしょうもないことで、立ち止まっていてはもったいないです。
転職をして、新しい職場で楽しく仕事をしましょう。
人間関係に疲れたら?自分、仕事辞めるってよ。
仕事を辞めることは、全然悪いことではありません。
むしろ、人間関係が悪い職場でずっと勤め、自分の精神状態が悪くなることの方が、悪いこと。
人間関係が悪い職場にいると、人間関係とは関係ない仕事も楽しくなくなります。
そして、仕事に行きたくなくなると、休日も憂鬱。
特に、次の日出勤しないといけない、日曜日の夜。
サザエさんを見ながら、「はぁ、また明日も仕事か…」とどんどん憂鬱さが増していく。
そんな毎日をずっと過ごしていきますか?
今は、昔とは違います。
終身雇用が当然で、どんどん給料が上がっていっていた時代ではないのです。
ずっと同じ職場にいなければいけない理由などありません。
辞めて当たり前。
会社よりも、自分が大切。
自分が気持ちよく過ごせる場所を探して、そんな場所を職場にしましょう。
はっきり言って、会社はどこにでもいくつでもあります。
「今の会社を辞めたら、働くところがないのでは…」という心配は、まったくありません。
特に今の時代、どの会社も人手不足で悩んでいます。
こんなに転職しやすい時代はありません。
転職しない理由が見つからないくらいです。
転職したら、給料が落ちるのでは、周りからの評判が悪くなるのではと、様々な心配がしてしまうこともあるでしょう。
ですが、そんなことはありません。
転職は1つの方法。
当たり前のことなのです。
転職先を探す方法もいくらでもあります。
ネットで探すのも、ハローワークに行くのも、知人から紹介してもらうのも、どの方法でも自分に合った転職先を見つけることができるでしょう。
転職先を探すとき、まずしないといけないのが、「自己分析」。
この自己分析が甘いと、自分が行きたくなかった、自分に合わなかった転職先に行くことになり、またストレスがたまる職場に行くことにつながります。
自己分析のときに大切なのは、どのようなことがしたいのか、今回の転職で何を重要視しているのか、今の勤務先のどのような面が嫌で転職するのかをはっきりさせておくこと。
その3つについて考え、譲れるところを譲れないところをはっきりとさせておきます。
はっきり言うと、自分が理想としている条件がすべて合う求人はありません。
どこかで妥協しないといけないのです。
問題はどこで妥協するか。
そこをはっきりさせておくことが大切です。
どこで妥協するかを考えるときに、表に書き出すと妥協点を見つけやすくなります。
先ほどの3つの点においてそれぞれ、絶対に譲れないことは×、多少ならば我慢できることは△といったように、箇条書きしていきましょう。
その表と求人票を見比べてみて、絶対に譲れないことがある職場はNG。
ですが、多少ならば我慢できることがある職場は候補にあげていき、転職先を探していきましょう。
人間関係で悩み、転職をすることにしました。
それならば、次は人間関係のいい職場を探さないといけません。
人間関係のいい職場は、居心地がいいので、同じ人が長く勤めています。
それならば、逆に言えば、人がすぐに辞める会社は、人間関係が悪いということ。
そのため、離職率を見れば、人間関係がいい会社なのかそうでないのかを判断することができます。
求人サイトでは、離職率が低い会社に絞り込んで探すこともできます。
離職率は転職先を探すうえでは、ぜひ押さえておきたいポイントです。
離職率と一緒に見ておきたいのが、いつも求人が出ているかということ。
ハローワークや求人サイトを見ていると、「あれ?この会社いつも求人出している…」という会社ありませんか?
求人を出しているにも関わらず、ずっと求人が載っているということは、人が入ってもすぐに辞めていく、人間関係が悪い会社の可能性大。
辞めておいた方が無難です。
また、面接時、面接官が威圧的な態度か、やたらと無表情だった場合など、自分が少しでもおかしいと思えば、その転職先はやめておくのがおすすめ。
自分が「ん?」と思った点は、おそらく勤め始めても感じ続けること。
おかしいと思ったら、自分の直感を信じてやめておきましょう。
当サイトのおすすめはdodaという転職エージェント。
面談から転職完了まで、あなたの転職を最後まで丁寧にサポートしてくれます。何があっても費用は一切かからないので、迷ったらまずはdodaへ登録することをおすすめします。
まとめ
上司や同僚との人間関係で悩んでいる人は多い
職場の人間関係の悪さを改善することができる可能性もあるが、難しいこと
職場環境が変わらないようなら、転職がおすすめ
自分の性格やどうしたいのかという要求に合った転職先をきちんと選ぶ
人間関係が悪いと、気分も落ち込んできます。
転職先はいくらでもあるもの。
思い切って転職してみてはいかがでしょうか。