繰り返す転職にストップ!自分に合った企業を見つける

「仕事がしんどい。人間関係が辛い。また転職しようかな・・」 一つの職場で長く働くことができずに悩んでいませんか? キャリアアップのため、1つの企業にこだわらず転職をする人もみられるようになってきました。 働き方が変化してきた現代では、必ずしも転職することがマイナスに考えられる訳ではありません。 しかし、転職の繰り返しは再就職に悪い影響を与えてしまうこともあります。 では、繰り返す転職にストップをかけるにはどうするべきなのでしょうか? 転職を繰り返す原因と、自分に合った企業の見つけ方を考えていきましょう!

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転職を繰り返すと再就職に不利!?

実際に転職で成功できた人は、転職先で夢に近づけたり、憧れの職に就けたりする人もいます。

しかし一方で、入社して働きはじめはやる気に満ち溢れていても、「なにか違う」と感じて転職してしまう人は多いです。度重なる転職により次の会社がなかなか決まらない人も少なくありません。

転職を繰り返すと再就職に不利というのは本当なのでしょうか。

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  • 再就職に不利になる

転職を繰り返すと再就職によくないのは残念ながら本当です。

なぜ再就職に不利になってしまうのでしょうか?

・転職後も「またすぐ辞めるのでは」と懸念される

短期間のうちに何度も転職を繰り返している場合、「どうせ長続きしないだろ」と転職者本人に問題があると考える企業は多いです。

求人募集をしている会社はほとんどの場合、長期で働ける人を探しています。

辞めるかもしれない人を採用するのはリスクが高いですよね。

魅力のある人材でも、よっぽど優秀な人でなければ、そんなにすぐに辞められるかもしれないリスクを冒してまで企業は採用を決めません。

・在職期間を選考要素として考える企業は多い

選考では、前職の在職期間と転職の回数を組み合わせて評価する企業は多いです。

もちろん在職期間にこだわらない企業もありますが、一般的に短期で転職を繰り返しているとあまりいい評価は得られません。

すぐに会社を辞めると十分にスキルを習得したといえないからです。

転職者を受けれている企業は、転職者に対して社会人や仕事でのスキルを求めていることも多いので、ある程度の経験がないと転職に不利になってしまいます。

判断基準は企業によりますが、少なくとも1年は継続して仕事を続けてから転職したいです。

さらに、多い転職回数は、一般的に年齢が上がれば上がるほど転職活動に不利になってきます。

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■なかには転職回数が多いことを評価する企業も

転職回数が多いと再就職が不利になることもあり、転職にはそれなりの決意が必要です。

しかし、中には転職回数が多いことを逆に評価する企業もあります。

転職回数の多さがなぜ高評価に繋がるのでしょうか。

・転職=挑戦とみなされることも

スキルやキャリアアップのために転職を繰り返す人はいます。

企業によっては、そうした向上心の高さを評価して、転職を新しいことや難しいことへの挑戦ととらえることもあるようです。

また、失敗を恐れないチャレンジ精神を買って採用を決める企業もあります。

・転職を繰り返す人は自分の価値をわかっている人

1つの企業に長く勤めていると、その会社のやり方や慣習に染まってしまうものです。

そうなると、人脈を広げたり、向上心を保ったりすることが難しくなる面も少なからずあるもの。

対して、自分のスキルの高さなど価値を分かっているからこそ転職を繰り返す人もいます。

よりよい環境に身を置いて自分自身のスキルを高めるタイプです。

このようなタイプは向上心の高さが評価され、さらに自分自身のことをよく理解しているという意味で採用が決まることもあります。

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転職を繰り返した人が転職を成功させるには

転職活動中では、転職回数の多さをマイナスに捉えられることも多いですが、転職回数の多さはあくまで選考時の評価の1つにすぎません。

転職回数が多くても、企業にとって価値のある存在だと分かれば採用される可能性は十分にあります。

それでは転職回数が多い状態で採用されるにはどこに注目すると良いのでしょうか。

転職の多い人が転職を成功させるためのコツ2つをご紹介します。

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■退職理由をきちんと説明する

月100時間オーバーの残業が普通になっていたり、雇用契約とは異なる仕事だったりするいわゆるブラック企業が前職の場合転職を正当化することができます。

ただ、だからといって前職を非難するのは面接の印象としては良くありません。

前職がブラックの場合は、私的な感情は持ち込まずに、事実だけを話すのがベスト。

退職理由がたとえブラックな職場だったからでない場合も、退職理由は相手が納得できるようにきっちりと話すようにしましょう。

その際、前職での反省を交え、今後どのように改善していくのか提示できると好印象。

この人は同じ過ちは繰り返さないだろう」と転職回数の多さというデメリットを拭いさることができます。

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■企業と自分のマッチングを重要視する

スキル向上やキャリアアップを別として、意味もなく転職回数だけが増えている状況にありませんか。

または、給与面など条件面だけで転職先を決めてしまってはいないでしょうか。

自分自身と企業との相性がよくないと、何度も転職を繰り返してしまうことになります。

相性の良くない企業に転職してまた辞めてを繰り返すと、本当に入社したいと思った企業に入れない可能性だってあります。

なんとなく合わなかったから転職を決めるのが多いのであれば、今一度企業との相性をしっかり見極める機会をつくりましょう。

自分に合った仕事なのか、よく検討してから応募することが大切です。

・志望先の企業研究・業界研究をしっかりする

なんとなく合いそうだったから」「よく知られている企業だったから」で決めるのでなく、自分にマッチした企業か見極めるには志望先の企業情報はもちろん、その企業に関連する業界についてもしっかり情報収集しておくことが大切です。

たとえば、希望する職種(営業職、事務職など)が自身の希望であっても、応募する業界(建設業、サービス業など)が自分に合っていないというミスマッチを防ぐことができます。

まずは経営指針や企業全体の業務内容などが分かる企業のホームページは隅々まで確認するようにしましょう。

ノートなどにまとめておくと、後で応募する企業について振り返るときに便利です。

繰り返す転職にストップ!自分に合った企業を見つけるには

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次に会社情報から予測できる業務内容を調べます。

募集内容によっては希望する業務に就けない可能性もあるためです。

業務内容を洗い出したうえで、希望でない内容でもやっていけそうか考えてみましょう。

しかし、こうした基本的な会社の情報だけでは、会社の表面的な部分しかわからず、本質が見えてきません。

応募したい企業で働く社員が実際に会社に対してどのような印象を持っているのか、会社の内情でもある社風や不満を知るには口コミサイトが便利。

社内の雰囲気や仕事に関してのミスマッチを防ぐことができます。

ただしこうした口コミは特定の人の意見であることも忘れずに

あくまでもマッチングの参考にするだけで、口コミだけにとらわれないようにしましょう。

・自分が本当にしたいことを明確にする

企業研究がしっかりできていても、自分が本当にしたいことでなければ転職の失敗に繋がりやすいです。

自分がやりたいことが見つかっていればまだ良いですが、自分がしたいこと自体が分からないと、なおのことそうしたモヤモヤは職場への不満に繋がってしまいます。

人間関係になじめない」「将来も同じ仕事を続けていけそうにない」などの理由が転職に繋がってはいないでしょうか。

どんな仕事でも人間関係や会社のルールの面で苦労することがありますが、自分の本当にしたい仕事であれば少しは寛容になれるはずです。

一般的に整った環境にあるのに会社に対して不満ばかり思い浮かぶのであれば、そもそも仕事内容自体が自分にマッチしていないのかもしれません。

納得できる職場環境に出会うためには、まずは自分が何をしたいのかはっきりさせることが大切です。

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転職を繰り返さないために

「自分に合わなかった」という理由の転職を繰り返さずに、自分にマッチした企業で働き続けられればベストですよね。

しかし、なかなか上手くはいかないものです。

なぜ自分に合う企業がなかなか見つからないのでしょうか。

■転職を繰り返してしまった原因を考える

「自分に合わなかった」本当にそれだけが転職の原因でしょうか。

転職先の業務内容がマッチしないケースもありますが、自分自身の気持ちの持ちようが転職を繰り返す原因を作っていることがあります。

転職を繰り返して損をしないために、転職を繰り返してしまう原因を考えてみましょう。

・物事をネガティブにとらえがち

転職の動機が「仕事がきつい」「人間関係がつらい」などの不満からきている場合、ネガティブの連鎖から転職を繰り返してしまうことが多いです。

ときには会社を辞める決断も必要ですが、毎回同じような不満が原因だと、それだけで転職したくなってしまいます。

ネガティブな考え方は、再就職にも良い影響を与えません。

・うまくいかない理由を環境のせいにしてしまう

会社にうまくなじめないこと、会社内での人間関係をうまく構築できないこと、うまくいかない理由を他人や会社に責任転嫁していませんか。

確かに少なからず会社や他の人に非がある部分はあるでしょう。

ですが、うまくいかない理由は会社や他人のせいだけではないはずです。

転職がうまくいかない原因は、自分自身にもあります。

ここで自分に原因があることを認められないと、人間的な成長に繋がりません。

精神面での成長がないと、この企業ではこれ以上のスキルアップができないと考えて転職の繰り返しに繋がってしまいます。

・自主性がない

自主性のない転職も失敗を繰り返しやすいです。

自主性がないとは、自分自身で本当にやりたいと思った仕事を見つけて積極的に転職のための行動をおこさないこと。

周りの人の意見や実際に候補にあげている企業に就職している人の話は参考にはなりますが、すべてではありません。

またよく知られた企業で評判が良いからといって、必ずしも自分自身にあったものとも限りません。

周りの情報ばかりに踊らされて転職してしまうと痛い目を見ることも。

今ある仕事よりも新しい職の方が魅力的に感じるのは、隣の芝生は青い状態である可能性もあります。

他の仕事の方が良さそうだからと、自分が何をしたいのか軸を持って転職しないうちは、転職に失敗しやすいです。

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■自分に本当にあう職を見つけるには

何度も転職してしまう原因が分かったら、次は行動です。

周りに流されてばかりだったり、なんとなく転職してしまっていたりした人は、まずは自分に合った職を見つけることを重視しましょう。

自分に合った職を見つける2つのポイントをご紹介します。

・仕事を選ぶ基準を定める

会社のイメージや周りの経験談、または給与などの条件を参考に仕事を選ぶのも良いですが、そうしたフィーリングだけだと「こんなはずではなかった」という状況に陥りやすいです。

自分に合った仕事を見つけるには基準を定めることが大切。

残業が少ない、キャリアアップ制度が充実しているなど基準となるラインを決めましょう。

年間休日120日など具体的な数字があるとより分かりやすいかもしれません。

転職に何度か失敗しているのであれば、失敗している原因から基準を立てると同じ過ちを防げます。

・自分のやりたいことを明確化するには

全ての業種を経験する訳にもいかないので、自分のやりたいことを見つけるのはなかなか難しいものです。

しかし自分のやりたいことは、自分自身の感情や性格を分析すればおのずと見えてきます。

まず、自分自身の感情を思い起こしてみることです。

これまでの人生の中で自分が夢中になれたもの、または頑張れたものはなんだったでしょうか。

夢中になっている瞬間や頑張れた瞬間、プラスのイメージがあったでしょうか。

自分がこれまでに本気で打ち込んできたこと、好きでしていたことは仕事選びのヒントになります。

たとえば、スポーツに打ち込み常に競争と隣合わせにいたのなら、あえて競争の激しい環境に身をおくことが向いているかもしれません。

合わせて、自分の性格を分析することも仕事を見極めるヒントになります。

自分の長所、短所それぞれ3つずつ書き出してみましょう。

そうすると、自分自身を客観的に分析できるだけでなく、自分自身の傾向が見えてきます。

たとえば、まじめにコツコツ取り組むことが得意なら、チャレンジ型よりもコツコツ実績を積み上げられるような仕事が向いているでしょう。

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まとめ

転職を繰り返してしまうのには原因があります。

これ以上転職の回数を積み重ねずに自分に合った仕事に就くには、原因をしっかり把握して改善していくことが重要。

企業研究、自己分析で自分に合った企業を見極めていきましょう。

転職成功のためには、必要以上にネガティブにならず、素直に自分の非を認めることも大切です。

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